将来の担い手である大学、高専の学生に、港湾を身近に感じ、より知ってもらうために、近畿地方整備局、(一社)日本埋立浚渫協会、(一社)海洋調査協会、(一社)日本潜水協会、(一社)港湾技術コンサルタンツ協会、が協同して「オープンキャンパス阪神港」と題したイベントを開催しました。このイベントは今回で4回目となり、阪神地区の8大学、1高専の学生18名が参加しました。今年度も、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、座学(阪神港の紹介、海洋土木の紹介、海洋土木技術の紹介)は動画をWEB上に掲載して参加者には事前に視聴をお願いし、当日は港湾業務艇(神戸港湾事務所所有「いずみ2」)による海上見学(大阪港から神戸港)を1回の参加人数を制限して実施しました。参加者には、WEB座学やクルージングを踏まえ港湾や海洋土木について感じたことをスピーチしてもらい意見交換(神戸港湾事務所会議室)をしました。
各協会からは、WEB方式による意見交換の参加となり直接、学生とのふれあいは無かったのは残念でしたが、港コン協の目的、使命等と建設コンサルタントの仕事の内容について学生のみなさんにアピール出来たと思います。
学生のアンケート結果からイベントに参加した動機として、就職・進路の参考やみなとへの興味からとの回答が多かったです。また実施したプログラムの中では、阪神港クルージングが最も人気がありました。みなとの役割としては、物流、環境、技術、防災など幅広く興味を持ってもらえたようでした。イベントに参加して、就職や進路の参考になったとの回答が多くあり、有意義なイベント開催だったと確認できました。次年度も、多くの学生に参加してもらえるよう整備局と各協会が意見交換を行いながら、開催方法や開催時期等について議論していくことにしております。